十九時、駅前
にっこり笑ってそういわれて、
安心して私も食べ始める。
いつも思うんだけど、
片桐課長が食事をする姿はきれいだ。
マナーがちゃんとできてるのは当たり前で。
お箸の持ち方はもちろん、箸使いも姿勢も。
「ん?」
つい見とれていたら、目が合った。
不思議そうな顔をした片桐課長の目が細くなる。
その笑顔に無駄にドキドキした。
食後にコーヒーを淹れて、
買ってきてくれたバームクーヘンを食べる。
「……そういえば。
片桐課長って煙草吸いませんよね?」
……うん。
本島課長は吸うし、
部内の三分の一くらいの男性社員は吸うし。
「え?ああ。
昔は吸ってたんだが、
吸うと料理の味が変わるだろ?
なんか、
それが作ってくれた人に失礼な気がして、
この仕事始めてやめた」
「そうなんですね」
安心して私も食べ始める。
いつも思うんだけど、
片桐課長が食事をする姿はきれいだ。
マナーがちゃんとできてるのは当たり前で。
お箸の持ち方はもちろん、箸使いも姿勢も。
「ん?」
つい見とれていたら、目が合った。
不思議そうな顔をした片桐課長の目が細くなる。
その笑顔に無駄にドキドキした。
食後にコーヒーを淹れて、
買ってきてくれたバームクーヘンを食べる。
「……そういえば。
片桐課長って煙草吸いませんよね?」
……うん。
本島課長は吸うし、
部内の三分の一くらいの男性社員は吸うし。
「え?ああ。
昔は吸ってたんだが、
吸うと料理の味が変わるだろ?
なんか、
それが作ってくれた人に失礼な気がして、
この仕事始めてやめた」
「そうなんですね」