ワタシをタスケテ
出会い
俺は車の窓から外を見ていた、そこには
黒色の長くて綺麗な髪の少女がいた。
悲しそうで寂しそうで泣きそうだった、今にも飛び降りそうな人だった
その間は車は通り過ぎ、おばあちゃんの家に着いた
あの人はなんだったのだろう、目を離せなかった
なぜだろう…そう、疑問だけが残った
そうして部屋の整理荷物の整理ができた。
おばあちゃんに聞いてみようかな、何故かずっと頭の中にあの少女がいた
おばあちゃんが俺に気付いて笑いかけてきた、隣に座った
『おばあちゃん』
俺は昼間見た女の子のことを全ておばあちゃんに話した
おばあちゃんは優しいからほっときなとかそういうのは言わないだろう
『ほっほっほ、何か悩みを持っている、悩んでるのではないか?』
そうおばあちゃんは答えた、そう見えた
でもそれ以外にも何か気になった、この気持ちは何だろう
何かも分からない、わからないと苦しくなる不安になるこの気持ちは
きっと…これは
恋なのだろう…

いや、んなわけないない!そう言い自分の言葉を否定した
そうして今日この街の近くの学校に行くことになった
正直言って怖いしだるい、制服がブレザーな事が驚いた
茶色の短髪に綺麗な黒色の目にブレザー似合ってるのか?
少し不安になる、平気だ、平気
そう言い俺は扉を開けた
真っ先に目に入ったのは、昨日の悲しげな少女だった
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