ワタシをタスケテ

『ね、ねぇ…』

話しかけようとした時、ドアが乱暴に開いた
その扉の向こうからは彼女とは全然似てない
彼女の母親が入って来た。

入るなり彼女を怒鳴り、彼女の頭を叩いた
周りの先生も驚いたり、止めたりしていた

そんな中彼女の母親がこちらを見た
『あなたがこの子を突き落としたわけ?』
そう言った

彼女がとっさに「違う」と言った。
でも、そのせいか彼女の母親が俺の方を見て
手を振りかざした。

殴られる…っ

目をつぶって少し経ったが、何も起こらなかった。
目をそーと開けると

おばあちゃんが彼女の母親の手を掴んでニコニコしていたのだった
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