イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~

マミの席まで行くと、綾香とみやびも集まってきた。


「――さっきはごめんね」

「え?」

マミの言葉に口が自然と開いた。

「だーかーら、さっきはごめんって!遊びとはいえ、ちょっとやりすぎちゃったなって~」

「どうして急に……」

困惑する。

なぜマミが謝っているのか分からない。

さっきはって……あたしにコーラをかけたこと?

「うちらって同じクラスの友達同士でしょ?友達同士でしたことだし、許してくれるよね~?」

友達同士?あたしたちが?

なんなの?今度はどういう風の吹き回し?

「でさ、ちょっとしたお願いがあるんだけど」

「お願い?」

聞き返すと、近くにいた綾香とみやびが目を見合わせてにやりと笑った。

「そう。お金貸して。すぐ返すから」

マミはそう言うと、あたしの席に向かいバッグを手に戻ってきた。



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