イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~

「これ、放課後に柴村の机に置いておいて」

「え……?」

柴村さんの席にこれを……?

「アイツ、どんな顔するかな」

「さすがの柴村でも机の上にゴキブリが乗ってたらビビるでしょ?」

「えー、柴村さん可哀想~!」

盛り上がる3人を見て目の下が小刻みにけいれんを起こす。

「分かった?ちゃんとやっておいてよね」

命令口調の綾香にあたしはブンブンと首を横に振った。

「そんなことできないよ……!」

柴村さんの席にゴキブリを置くことなんてできるわけがない。

「……は?できないわけ?」

綾香の目がつるしあがる。
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