イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~
「若菜先生が……イジメ?」
「ダメだよね~!イジメなんてしたらさっ!若菜先生の弱点はそれだけじゃないよ」
「他にもあるの?」
カンナは一体どこからこんな情報を調べてくるんだろう。
「あるよ~!なんだと思う?」
「え……、なんだろう。全然思い浮かばないよ」
「フフッ……、実はねー、若菜先生ってねぇ、不倫してるんだよぉ~!」
「――不倫!?」
思わず大きな声が漏れた。
周りの人の視線に気付き、慌てて背中を丸める。
「ふ、不倫ってどういうこと……?一体誰と?」
「誰だと思う~?」
心底楽しそうなカンナ。
誰だか当てて見てというところからして、相手はあたしの知っている人のようだ。
「もしかして……うちの学校の先生?」
「わぁ~!すっご~い!!優亜ちゃん大当たり~~!」
カンナは子供の様に手をはたいて大喜びする。
まさか……若菜先生がうちの学校の先生と不倫しているなんて。
一体誰だろう……。頭をフル回転させて考える。
とそのとき、ふいに一人の人物が頭に浮かんだ。