イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~

「若菜先生、学校から追い出しちゃう~?それとも、少し懲らしめるだけにしておくっ?」

「学校から追い出すのはやりすぎだよ。少しだけ反省してもらえればそれでいいの」

それに、本当に学校から追い出すなんてできっこない。

「え~、つまんないのぉ~!懲らしめるだけなんて面白くない~!でも、まあいっか~!きっと優亜ちゃんもイジメ返しを続けていけば考えも変わるしっ!」

「そんなことないよ」

カンナの言葉に首を横に振る。

あたしは相手に仕返しをして苦しんでもらいたいなんて思ってはいない。

まして先生を学校から追い出すなんて考えてもいない。

ただ、少しだけ反省してもらえればいいだけ。

あたしや柴村さんの様に傷付く人がいなくなればそれでいい。

「まだ優亜ちゃんはわかってないだけだよ~!早く目覚めてくれればいいんだけど」

このとき、カンナはなぜかあたしをじっと見つめて意味深な笑みを浮かべていた。

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