イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~
職員室の中にはすでに柴村さんの姿があった。
「先生」
担任の若菜先生に近付いていき声をかけると、先生は「そろったわね」と言ってにこっと笑った。
若菜先生は30代前半だった。
スリムな体系で身綺麗にしていることもあり生徒たちからも人気の先生。
若いというで、生徒たちから信頼され相談されることも多かった。
そんな先生ならクラス内でイジメが起こっていることに感づいてもおかしくはない。
そんな期待が心の中にあった。
「えっと、遠回しに聞きたくないから単刀直入に聞くわね」
先生はあたしたちの目をまっすぐ見ながら尋ねた。
「クラスにイジメはある?」
先生の言葉にドクンッと心臓が震える。