イジメ返し2 ~恐怖の復讐劇~
絶望
あの日の出来事はあたしの心の中に大きなシミを作った。
里ちゃんは学校へ来なくなり、連絡をしても返事はない。
何度か家に行き里ちゃんに会えるように頼んでみたものの、
『今は誰とも会いたくないって言ってるの。せっかくきてくれたのにごめんなさいね』
と里ちゃんのお母さんに申し訳なさそうに謝られた。
里ちゃんの気持ちは痛いほど理解できる。
だからこそ、今はそっとしておいたほうがいいと思った。
ごめんね、里ちゃん。
自分の無力さを痛感する。
だけど、きっとあたしにもできることがある。
あたしにできることならなんだってする。
里ちゃんがまた笑顔で学校に通えるためにも、あたしはあの3人に絶対に負けない。
どんなことがあろうと……絶対に。