なくした時間にいてくれた
「もしかして心配してくれていた? 早くに話せばよかったね。クリスマス前くらいからずっと休んでいるんだ。店長にも話して、受験生だから休むのは仕方がないし、それよりもがんばれと言ってもらったよ」
「そうなんだ。それなら良かったし、聞いて安心したといっても、今頃で遅いんだけどね、終わったからまた始めるの?」
岡くんは「うん」と頷いた。
「遅くなった言えばこれもなんだけど……。これもらってくれる? 昨日作ったの」
私は岡くんの前に薄茶色の箱を置いた。岡くんは何が入っているのか理解出来ないようで首を傾げて、そっとそれを手に取る。そして、表から裏からと様々な方向から眺める。
「えっと、ありがとう」
「本当はバレンタインデーにあげたかったんだけど、そんなことしている場合ではなかったから。今になってしまってごめんね」
「あ、バレンタイン! あ、そうか! うわっ、本当に? すごい嬉しい。ありがとう!」
「そうなんだ。それなら良かったし、聞いて安心したといっても、今頃で遅いんだけどね、終わったからまた始めるの?」
岡くんは「うん」と頷いた。
「遅くなった言えばこれもなんだけど……。これもらってくれる? 昨日作ったの」
私は岡くんの前に薄茶色の箱を置いた。岡くんは何が入っているのか理解出来ないようで首を傾げて、そっとそれを手に取る。そして、表から裏からと様々な方向から眺める。
「えっと、ありがとう」
「本当はバレンタインデーにあげたかったんだけど、そんなことしている場合ではなかったから。今になってしまってごめんね」
「あ、バレンタイン! あ、そうか! うわっ、本当に? すごい嬉しい。ありがとう!」