なくした時間にいてくれた
だけど、何をどうしたらいいのか何度考えても分からない。
午前中に母と病院へ行った。
未だに何の反応もない自分の体を見つめる。揺さぶって起こしてたら起きないだろうか。
やってみようか。
そんな荒療治な方法を考えていると花瓶の水を替えていた母が戻ってきた。
「楓花の頭痛、診てもらう?」
頭痛で休んでいたのを忘れていたわけではないけど、病院にいるとそれよりも大事なことに直面したから抜けてしまっていた。
頭痛、頭痛……うん、痛くない。
「あー、ううん。今は痛くないから診てもらわなくても大丈夫」
「明日は学校行けるといいわね」
「そうだね」
さすがに明日も休むことは出来ない。明日は行くしかないか。
ずっとここで自分の体を見ていてもどうにもならないしな。
何度見ても同じことを思うけど、自分の寝顔を見るのは変は気分だ。
午前中に母と病院へ行った。
未だに何の反応もない自分の体を見つめる。揺さぶって起こしてたら起きないだろうか。
やってみようか。
そんな荒療治な方法を考えていると花瓶の水を替えていた母が戻ってきた。
「楓花の頭痛、診てもらう?」
頭痛で休んでいたのを忘れていたわけではないけど、病院にいるとそれよりも大事なことに直面したから抜けてしまっていた。
頭痛、頭痛……うん、痛くない。
「あー、ううん。今は痛くないから診てもらわなくても大丈夫」
「明日は学校行けるといいわね」
「そうだね」
さすがに明日も休むことは出来ない。明日は行くしかないか。
ずっとここで自分の体を見ていてもどうにもならないしな。
何度見ても同じことを思うけど、自分の寝顔を見るのは変は気分だ。