なくした時間にいてくれた
妹がいないこと
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目が覚めた私はベッドの上にいた。自分の部屋と違う天井と独特の消毒のような匂いでここが病院であることに気付く。
でも、何で病院にいるのだろう。
ぼんやりする頭で記憶を呼び起こす。確か土曜日だった。
父が突然行きたいと言い出した海沿いにある定食屋に行き、刺身定食を食べた。その後、水族館に寄ろうかと言う母の提案を断り、家に向かっていた。
早く家に帰って勉強をしたいと車の窓から外を眺めていた。
で、それからどうした?
眺めていた景色は途中までだ。家には辿り着いていないし、したいと思った勉強もしていない。
あの時、後ろから強い衝撃があって……事故に遭った?
そうだ、後ろから追突されたんだ。
今ここに寝ているということはどこか怪我をしているのだろうか。
だけど、どこも痛まない。
「楓花ちゃん、目が覚めた?」
両腕を伸ばして怪我がないか確認していたら、ドアが開いた。入ってきたのは祖母だった。
目が覚めた私はベッドの上にいた。自分の部屋と違う天井と独特の消毒のような匂いでここが病院であることに気付く。
でも、何で病院にいるのだろう。
ぼんやりする頭で記憶を呼び起こす。確か土曜日だった。
父が突然行きたいと言い出した海沿いにある定食屋に行き、刺身定食を食べた。その後、水族館に寄ろうかと言う母の提案を断り、家に向かっていた。
早く家に帰って勉強をしたいと車の窓から外を眺めていた。
で、それからどうした?
眺めていた景色は途中までだ。家には辿り着いていないし、したいと思った勉強もしていない。
あの時、後ろから強い衝撃があって……事故に遭った?
そうだ、後ろから追突されたんだ。
今ここに寝ているということはどこか怪我をしているのだろうか。
だけど、どこも痛まない。
「楓花ちゃん、目が覚めた?」
両腕を伸ばして怪我がないか確認していたら、ドアが開いた。入ってきたのは祖母だった。