なくした時間にいてくれた
花実のせいではないけど、何もやる気がおきない。
「楓花、お風呂入れるわよ」
「ん……あ、うん。分かった、入るね」
目を閉じていたらいつの間にか眠ってしまっていた。母に起こされて、部屋にある丸い壁時計を見る。寝ていた時間は30分。
短い時間で安心した。お風呂から出たら、やっぱり勉強しよう。少しの時間でも無駄に過ごしたくない。
きっとまだまだ勉強したかったであろう花実の分までしっかりと勉強しよう。
花実は将来何になりたいと言っていたかな。花実の叶えられなかった夢を代わりに叶えたいけど、私にも夢がある。
自分の夢を叶えるべきなのか、花実の夢を叶えるべきなのか……。難しい選択だな。
ほんやりする頭を軽く横に振ってからバスルームに行った。
「楓花、お風呂入れるわよ」
「ん……あ、うん。分かった、入るね」
目を閉じていたらいつの間にか眠ってしまっていた。母に起こされて、部屋にある丸い壁時計を見る。寝ていた時間は30分。
短い時間で安心した。お風呂から出たら、やっぱり勉強しよう。少しの時間でも無駄に過ごしたくない。
きっとまだまだ勉強したかったであろう花実の分までしっかりと勉強しよう。
花実は将来何になりたいと言っていたかな。花実の叶えられなかった夢を代わりに叶えたいけど、私にも夢がある。
自分の夢を叶えるべきなのか、花実の夢を叶えるべきなのか……。難しい選択だな。
ほんやりする頭を軽く横に振ってからバスルームに行った。