遠回りして気付いた想い
許嫁・・・亜耶side
「あやー」
バン!!
大きな声と共に部屋のドアが、勢いよく開く。
何時もの事ながら、よく壊れないなと感心してしまう。
そして、背後から抱き付かれる私。
身動きが出来ないながらも、身体を捩ってみる。
「ちょっと、何するんですか?」
強い口調で言ってみる。
「亜耶。遊ぼう」
はぁーーー。
盛大な溜め息を一つ溢す。
何で、私が!!
「亜耶ぐらいの子は、沢山遊ばなきゃね」
って、私、あなたから見て幾つなんでしょうか?
「だから…」
「遥さん。私、今年受験生なんです。それに明日から、期末考査なので、邪魔しないでください」
「エッ…。受験なんて、しなくて良いじゃん。卒業と同時に俺の所に来れば」
「だから、何でそうなるんですか!」
声を荒げる。
「だって、亜耶は俺のフィア…」
私は、その言葉を言われる前に遥さんの顎に向かって、拳を突き上げた。
キレイに決まって、遥さんが痛そうに顎を両手で押さえる。
この歳で、婚約者が居るって知られたくない。
バン!!
大きな声と共に部屋のドアが、勢いよく開く。
何時もの事ながら、よく壊れないなと感心してしまう。
そして、背後から抱き付かれる私。
身動きが出来ないながらも、身体を捩ってみる。
「ちょっと、何するんですか?」
強い口調で言ってみる。
「亜耶。遊ぼう」
はぁーーー。
盛大な溜め息を一つ溢す。
何で、私が!!
「亜耶ぐらいの子は、沢山遊ばなきゃね」
って、私、あなたから見て幾つなんでしょうか?
「だから…」
「遥さん。私、今年受験生なんです。それに明日から、期末考査なので、邪魔しないでください」
「エッ…。受験なんて、しなくて良いじゃん。卒業と同時に俺の所に来れば」
「だから、何でそうなるんですか!」
声を荒げる。
「だって、亜耶は俺のフィア…」
私は、その言葉を言われる前に遥さんの顎に向かって、拳を突き上げた。
キレイに決まって、遥さんが痛そうに顎を両手で押さえる。
この歳で、婚約者が居るって知られたくない。