遠回りして気付いた想い
突然の見合い・・・遥side
振り返れば、部長がそこに居た。
「一度だけでいいから、会ってやって。直ぐに断っていいから」
部長が、すまなそうに言う。
俺が、見合い?
冗談じゃない!
俺は、亜耶だけが癒しなんだ。それ以外は要らん!
胸のなかで叫んだもの、聞いてもらえること無く。
「ほら、行くぞ」
と、部長に襟首を捕まれ、連行された。
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