遠回りして気付いた想い
あー、あいつ。

やっぱり、亜耶狙いだ。

亜耶を見る目が、他の女の子とあきらかに違う。

それ以上近付くなよ。

亜耶が、アイツを見る度に顔を赤くする。

俺は、それをハラハラしながら見る事しか出来なかった。

他の奴等は、止めるわけでもなく寧ろ、からかってる節がある。

周りは、二人をくっ付けさせたがってるのが見え見えだ。

やめろ、亜耶が汚れる。

頼むから、やめてくれ!

それから、ずっと二人に事を虚しい気持ちで見ていた。

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