遠回りして気付いた想い
一つは、雅斗のであろう。

もう一つは、アイツのか?

だとしたら、これは?

俺は、少し大きめな箱を手にする。

重みは、そんなにないが、何となくだが、俺へのプレゼントじゃないかと…。

俺は、包みをゆっくりととく。

キチンとした箱に入っていたのは、マフラーだった。

色目からして、俺のであろうそれを首に巻いた。
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