cutie honey

…それからは、ただ、仕事に集中した。

そして2時間後。無事に仕事は終わり、出来上がった資料を榎並さんのデスクに置く。

「…それ、頂戴」
「…え？」

「資料だよ。出来上がったんなら、榎並さんに渡す必要はない。どうせ、それを明日の朝、俺に持ってくるんだから」

…確かにそうだ。…榎並さんに何か言われそうだが、三枝課長の言葉を無視する訳にもいかない。

私は、資料を三枝課長に渡すと、大量の資料を、資料室に戻しに行った。

間も無くして帰ってくると、私に気づいた三枝課長が手招きする。何か、不備でもあったのか？

私はドキドキしながら、三枝課長の元へ。

「…清水さん」
「…はい」

「…最初から、清水さんにこれを任せればよかったよ」

三枝課長の言葉にキョトンとする。