cutie honey
そんな私を見て、三枝課長は微笑む。

「清水さんは、まとめる力もあるし、どの仕事も丁寧だ。君は、とても良く出来る子だと思うよ。だから、もっと自分に自信を持とうよ」

「…三枝課長」

「榎並さんなんかより、はるかに仕事が出来るんだよ。だから、あんな子に負けるな」

「…」

「もっと自分に自信を持って、自分の意見を言えばいい。嫌なら嫌だと言っていいんだよ」

「…でも」

中学の時、暴力まで振るわれそうになった。榎並さんはあの子じゃない。それは分かってる。でも、感情に身を任せれば、何をされるかわからない。

…怖い。

「…大丈夫だ」
「…何を、根拠に」

完璧な三枝課長に、私の気持ちは分からない。







「…俺がついてるよ」




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