cutie honey
「ほらほら、そうと決まれば、みんな仕事に戻って。清水さんこっちに…簡単な説明だけするから」

三枝課長の言葉に慌てて書類を持つと、デスクの前に行った。

「…と、こんな感じだから、分かった?」
「…はい。分かりやすい説明だったので、分かりました。早速取り掛かります」

「うん…ぁ、でも、1人じゃ無理だなと思ったら、助けてもらうように。いいね?」

「…はい」

私の言葉に頷くと、三枝課長は自分の仕事に取り掛かる。

私もデスクに戻るなり、先に途中の仕事をそそくさと終わらせ、早速新しい仕事に取りかかった。

…キリが良いところで、他の人より遅れて昼食を取る。

いつもの指定席で(屋上)、お弁当を食べ始める。書類を片手にお弁当食べていると、また、玉子焼きを誰かの手が盗んだ。

「…熱心だな。そんなに仕事ばかり集中してないで、飯食べる時くらい見るなよ」

そう言って、書類も取り上げられてしまった。


「あ!三枝課長!」
< 23 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop