【禁后-パンドラ-】
流石にやばいものでは、と感じた3人は僕の母を無理矢理引っ張り、紙を元に戻して帰ろうとするが、じたばたしてるうちに棒から髪が落ちてしまったそうだ。

空き家の中で最も異様な雰囲気であるその髪に僕の母も触れる勇気はなく、4人はそのままにして帰ってきてしまった。

それから2、3日はそのまま放っておいたらしいが、親にバレたら…という気持ちがあったので、元に戻しに行く事になる。

和也の両親はどうしても都合が合わなかった為、僕の母とA君の2人で行く事になった。


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