あの日あの時あの場所で。
「…って事があったんだよ~!?」
「大丈夫だった?莉子。大変だったね…」
次の日、昨日あったことを真波に一目散に報告した。
真波は心配そうな顔をして聞いてくれた。
「……で、どうする?あの件」
真波が私の耳元でコソッと問いかけてきた。
「ん~。真波はさ、千尋と芙佳は嫌じゃない?」
「うん。大丈夫」
「同じく。でも、四人で抜け出すのって無理じゃ…」
「じゃっ、二人で独立?しようよっ!!」
「…うんっ。そうしよ~っ!」