DESTINEY HEART~運命~
何秒かした頃口を開いたのは菜茄子だった。

「そうなんだ…
今もやっぱり自分を責めたりしてるのかな?
それだったら少しかわいそうだよ」



「俺もそれが心配で。
ちょっと勇介に勝手に話しすぎたかな。
ごめん、今の話あまり深く考えなくてもいいからじゃあね」


そうとだけ言って一哉さんは去っていった。


深く考えないなんて無理だ。
知ってしまった以上もう、聞かなかったことにはできい。

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