花舞う街のリトル・クラウン
「私も、好きです。ずっとシオンが好きです」
出会ってから今日この日まで、リルには色んなことがあった。
嬉しいことと同じだけ、泣いたこともあった。傷ついたこともあった。
手が届かないと絶望もした。
それでもシオンは好きでいてくれた。
この先も好きでいてくれると言ってくれた。
だからどれだけ泣いても、どれだけ傷ついても、諦めないとリルは心から思ったのだ。
大好きな人の隣にいられるよう、手を伸ばし続けると。
幼い頃の出会いから始まったリルの旅は、こんなにも色鮮やかな大輪の花を咲かせた。
けれどこの花は枯れたりはしない。
やがて種を作って、また再び花を咲かせ、そうしてまた新たな種を作る。色鮮やかな花はいつまでも咲き乱れる。
そんな未来を思い描いて、リルは頭上で輝く花冠(リトル・クラウン)に願った。
FIn.
出会ってから今日この日まで、リルには色んなことがあった。
嬉しいことと同じだけ、泣いたこともあった。傷ついたこともあった。
手が届かないと絶望もした。
それでもシオンは好きでいてくれた。
この先も好きでいてくれると言ってくれた。
だからどれだけ泣いても、どれだけ傷ついても、諦めないとリルは心から思ったのだ。
大好きな人の隣にいられるよう、手を伸ばし続けると。
幼い頃の出会いから始まったリルの旅は、こんなにも色鮮やかな大輪の花を咲かせた。
けれどこの花は枯れたりはしない。
やがて種を作って、また再び花を咲かせ、そうしてまた新たな種を作る。色鮮やかな花はいつまでも咲き乱れる。
そんな未来を思い描いて、リルは頭上で輝く花冠(リトル・クラウン)に願った。
FIn.