クールなCEOと社内政略結婚!?
「ごめん。ちょっと相談したいことがあって」
「は? なんでアイツにわざわざ相談しないといけないんだよ。話なら俺が聞いてやる」
本人にどうやって相談しろというのだ。私には気持ちを落ち着かせる時間が大切だった。それに付き合ってくれたのが俊介なのに。
そもそも私がこんなに悩んでいるのが、誰のせいだと思っているんだろう。
そう思うと何だか怒りがふつふつと湧いてきた。
「自分のことを棚にあげて、私ばっかり責めないでよ」
「俺がいつ棚に上げたんだよ」
お互い口調が荒くなり、声がだんだんと大きくなる。
今ここではっきり言ってもいいのかもしれない。けれどこんな頭に血が登っている状態で言ってしまってもいいものだろうか?
もうひとりの冷静な私がとめる。
「いいか、あいつとはもうふたりで会うな」
「どうして? そんなこと孝文に言う権利ないじゃないっ!」
一方的な言い方に思わず熱くなってしまう。お互い冷静に話しをできる状態じゃなくなっていた。
「お前は俺と結婚したんだ。恥ずかしくない行動をとれ」
「俊介と飲みに行くのか恥しいことだっていうの?」
「人妻が旦那に内緒で、あんな遅くまで出歩くなんて世間がどう思うだろうな」
「は? なんでアイツにわざわざ相談しないといけないんだよ。話なら俺が聞いてやる」
本人にどうやって相談しろというのだ。私には気持ちを落ち着かせる時間が大切だった。それに付き合ってくれたのが俊介なのに。
そもそも私がこんなに悩んでいるのが、誰のせいだと思っているんだろう。
そう思うと何だか怒りがふつふつと湧いてきた。
「自分のことを棚にあげて、私ばっかり責めないでよ」
「俺がいつ棚に上げたんだよ」
お互い口調が荒くなり、声がだんだんと大きくなる。
今ここではっきり言ってもいいのかもしれない。けれどこんな頭に血が登っている状態で言ってしまってもいいものだろうか?
もうひとりの冷静な私がとめる。
「いいか、あいつとはもうふたりで会うな」
「どうして? そんなこと孝文に言う権利ないじゃないっ!」
一方的な言い方に思わず熱くなってしまう。お互い冷静に話しをできる状態じゃなくなっていた。
「お前は俺と結婚したんだ。恥ずかしくない行動をとれ」
「俊介と飲みに行くのか恥しいことだっていうの?」
「人妻が旦那に内緒で、あんな遅くまで出歩くなんて世間がどう思うだろうな」