クールなCEOと社内政略結婚!?
③新しい朝、新しいふたり
翌朝、目を覚ました私の視界に入ってきたのは愛しい旦那様の顔ではなく……。
「え、は? きゃー!」
飛び起きて、目の前のものを奪い取る。それは、昨日私が見につけていたショーツだ。
「俺、前にベージュは“ない”って言わなかったか?」
残念そうに溜息を付く孝文を睨みつける。
「なに、朝から人の下着触ってるの? 変態」
「あ? 何いってるんだ、昨日散々――」
「わーーーー! 言わなくていいから、言わなくてイイ」
慌てた私は、孝文の口を抑えこむ。そんな私を見て孝文は声をあげて笑っていた。
「お前、下着気にする前にもっと気にしないといけないだろう、まるみえだぞ」
「え?」
言われて自分の体を見ると、一糸まとわぬ姿をさらけだしているではないか。
「きゃーー!」
二度目の悲鳴をあげて、私は急いでシーツを手繰り寄せ体を隠し、同時に赤くなった顔も隠そうと枕に顔を埋めた。昨日愛しあったんだから、大げさかもしれない。けれど恥ずかいものは恥しいのだ。
「そういうかわいいことしてると、我慢できなくなるんだけど」
耳元で誘うように言われ、顔をあげる。するとすぐに唇が奪われた。
「ん……孝文っ。でも、もう朝だよ」
「んー? 知らない。とりあえず黙って」
甘くて強引な彼の誘いを、断れるわけもない。胸のドキドキと甘い痺れに翻弄されながら朝のひとときを過ごした。
「え、は? きゃー!」
飛び起きて、目の前のものを奪い取る。それは、昨日私が見につけていたショーツだ。
「俺、前にベージュは“ない”って言わなかったか?」
残念そうに溜息を付く孝文を睨みつける。
「なに、朝から人の下着触ってるの? 変態」
「あ? 何いってるんだ、昨日散々――」
「わーーーー! 言わなくていいから、言わなくてイイ」
慌てた私は、孝文の口を抑えこむ。そんな私を見て孝文は声をあげて笑っていた。
「お前、下着気にする前にもっと気にしないといけないだろう、まるみえだぞ」
「え?」
言われて自分の体を見ると、一糸まとわぬ姿をさらけだしているではないか。
「きゃーー!」
二度目の悲鳴をあげて、私は急いでシーツを手繰り寄せ体を隠し、同時に赤くなった顔も隠そうと枕に顔を埋めた。昨日愛しあったんだから、大げさかもしれない。けれど恥ずかいものは恥しいのだ。
「そういうかわいいことしてると、我慢できなくなるんだけど」
耳元で誘うように言われ、顔をあげる。するとすぐに唇が奪われた。
「ん……孝文っ。でも、もう朝だよ」
「んー? 知らない。とりあえず黙って」
甘くて強引な彼の誘いを、断れるわけもない。胸のドキドキと甘い痺れに翻弄されながら朝のひとときを過ごした。