クールなCEOと社内政略結婚!?
朝一番、部内での打ち合わせを済ませて、自分の仕事にとりかかる。まずは一週間の予定を考え、目の前にある事務仕事を片付ける。それがいつもの月曜日の仕事スタイルだ。
梨花ちゃんに酷い顔を指摘されつつ、パソコンに向かう。
不思議なことに、いつも通り仕事を進めていたら、朝まで脳内を占めていた悩みがマシになる。やっぱり私は仕事が好きなんだと改めて実感して、現実逃避と言わんばかりに仕事に没頭した。
いったん仕事を始めると、あれもこれもやらなくてはいけないことが次々とあって、その日は昼食もコンビニのおにぎりをデスクでかぶりつきながら食べた。なんとなく外を出歩いて、社長に会うと気まずいと思ったのも理由のひとつだ。
まぁ、いくらなんでも社内で昨日の話をするとは思えないけど。
終業時刻が過ぎると、少し緊張したけれどそれでも私のスマホは静かだったし、内線が鳴ることもなかった。
時刻は二十時半。なんとなく今日はもうなにも起こらないような気がした私は完全に油断していたのだと思う。
「お腹空きましたね。軽く食事に行きませんか?」
隣の席で、椅子を回転させて梨花ちゃんが話かけてきた。昨日からろくなものを口にしていなかったので、たしかにお腹はすいていた。
梨花ちゃんに酷い顔を指摘されつつ、パソコンに向かう。
不思議なことに、いつも通り仕事を進めていたら、朝まで脳内を占めていた悩みがマシになる。やっぱり私は仕事が好きなんだと改めて実感して、現実逃避と言わんばかりに仕事に没頭した。
いったん仕事を始めると、あれもこれもやらなくてはいけないことが次々とあって、その日は昼食もコンビニのおにぎりをデスクでかぶりつきながら食べた。なんとなく外を出歩いて、社長に会うと気まずいと思ったのも理由のひとつだ。
まぁ、いくらなんでも社内で昨日の話をするとは思えないけど。
終業時刻が過ぎると、少し緊張したけれどそれでも私のスマホは静かだったし、内線が鳴ることもなかった。
時刻は二十時半。なんとなく今日はもうなにも起こらないような気がした私は完全に油断していたのだと思う。
「お腹空きましたね。軽く食事に行きませんか?」
隣の席で、椅子を回転させて梨花ちゃんが話かけてきた。昨日からろくなものを口にしていなかったので、たしかにお腹はすいていた。