Be!渋谷店の事件簿
防災センターもあります
翌日、3連休の最終日とあってこの日も朝からたくさんのお客様がいらしてて、こうやって少しずつ乗り越えて行くんだと思ってた。
「百瀬!」
A館地下1階の防災センターの前を通りかかったとき、いつものように銀縁眼鏡の真田部長に呼び止められた。
今日はいつもよりも大きめの腕振りで来い来いとされる。
「お邪魔します」と奥の休憩室に行こうとしたら、
「こっちだ」メインの防災センターへと呼ばれた。
監視モニターやらいろんな機械が並んだ居心地の悪い部屋に、
「どうも」
あの見た目の良い刑事、足立さんがいた。
「何してるんですか?」
周りを見渡しても刑事は他にいなくて、足立さん一人がスーツの上着も脱いでくつろいでた。
そうお茶なんて飲んで。
「ほら」と真田部長に渡された湯呑を持って、ちょっと距離を取った位置に座ると、足立さんが意味深な笑顔を向けてくる。
「どうして足立さんがこちらに?」
本社の会議室が刑事さんの部屋では?
って続けようとしたら、銀縁眼鏡の真田部長が険しい顔で振り返った。
「ふーん。なんだ百瀬もいっちょ前に色気づいたりするんだな」
え?
意味が分からない。
「普通の質問じゃないですか?」
「いや、こっちの話だ」なんて言いながら、せんべえを勧めてくる。
いりません。
「百瀬!」
A館地下1階の防災センターの前を通りかかったとき、いつものように銀縁眼鏡の真田部長に呼び止められた。
今日はいつもよりも大きめの腕振りで来い来いとされる。
「お邪魔します」と奥の休憩室に行こうとしたら、
「こっちだ」メインの防災センターへと呼ばれた。
監視モニターやらいろんな機械が並んだ居心地の悪い部屋に、
「どうも」
あの見た目の良い刑事、足立さんがいた。
「何してるんですか?」
周りを見渡しても刑事は他にいなくて、足立さん一人がスーツの上着も脱いでくつろいでた。
そうお茶なんて飲んで。
「ほら」と真田部長に渡された湯呑を持って、ちょっと距離を取った位置に座ると、足立さんが意味深な笑顔を向けてくる。
「どうして足立さんがこちらに?」
本社の会議室が刑事さんの部屋では?
って続けようとしたら、銀縁眼鏡の真田部長が険しい顔で振り返った。
「ふーん。なんだ百瀬もいっちょ前に色気づいたりするんだな」
え?
意味が分からない。
「普通の質問じゃないですか?」
「いや、こっちの話だ」なんて言いながら、せんべえを勧めてくる。
いりません。