浮気男に絡めとられたら(続・恋愛格差)

静まり返った部屋の真ん中でペタンと座り込んだ。

何やってるんだろ、私。
いろんな人を引っ掻き回して、問題ばっかり起こしてる。

ゆかりさんや木島さん。

何の関係もないのに、気付いたら近づきすぎていた。
で、私のせいで人間関係が拗れてる。

普通に誰にも迷惑かけないで生きてると思ってたのに、もしかして私ってトラブルメーカー?

そう思うとズーンと落ち込んだ。

一刻も早くここから出て、家に帰りたい。
ここに居てはいけない。
なのに、木島さんを待っていないといけない。

なんとなく三角座りに座り直して、時計が刻む音だけを神妙な気持ちで聞いていた。

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