コクリバ 【完】
「彼氏とはどうなった?」
「ん?別れたよ」
最近よくこの言葉を口にしているなと、苦笑いが出る。
「ふっ。相変わらず早いなー」
「吉岡は?」
「は?」
「彼女とは?」
吉岡が付き合う子は大抵年下の可愛い系。
何度か二人でいるところを目撃したことがある。
「どれ知ってる?」
「そんなにいるの?」
「今は美容師と付き合ってる」
「知らない。前は同じ大学の人だって言ってた」
「あー。その次が美容師」
「知るか!」
「あはは…」
どんどんカッコよくなっていく吉岡は確かにモテそうな顔だと思う。
でも、こんなに軽い男になるとは思わなかった。
「相変わらず年下の子なんでしょ?」
「まぁな。おまえは相変わらずオヤジ好きだろ?」
「違うよ。私、今マッチョ好きって言われてんだから」
吉岡がビールを吹きだす。
恋人期間を過ぎたら、友達になった。
……と言うより、同志に近い存在。
何より、変わらずに接してくれる吉岡に感謝している。
「ん?別れたよ」
最近よくこの言葉を口にしているなと、苦笑いが出る。
「ふっ。相変わらず早いなー」
「吉岡は?」
「は?」
「彼女とは?」
吉岡が付き合う子は大抵年下の可愛い系。
何度か二人でいるところを目撃したことがある。
「どれ知ってる?」
「そんなにいるの?」
「今は美容師と付き合ってる」
「知らない。前は同じ大学の人だって言ってた」
「あー。その次が美容師」
「知るか!」
「あはは…」
どんどんカッコよくなっていく吉岡は確かにモテそうな顔だと思う。
でも、こんなに軽い男になるとは思わなかった。
「相変わらず年下の子なんでしょ?」
「まぁな。おまえは相変わらずオヤジ好きだろ?」
「違うよ。私、今マッチョ好きって言われてんだから」
吉岡がビールを吹きだす。
恋人期間を過ぎたら、友達になった。
……と言うより、同志に近い存在。
何より、変わらずに接してくれる吉岡に感謝している。