コクリバ 【完】
それからしばらくした放課後、私と真理子先生が園長室に呼ばれた。
園長室に呼ばれることなんてほとんどないから、何のことだかすっごく考えた。
真理子先生も分からないみたいで、二人で顔を見合わせて首をひねりながら、園長室の扉を開けた。
「失礼します」
「失礼します」
以前は園長の机が一つだけあったその部屋に、今では洋祐先生の机も入れてある。
園長先生が机に座っていて、洋祐先生となぜか友紀奈先生がその横に立っていた。
3人の浮かない顔つきから、一瞬で良くないことだと分かり、イヤな汗が出た。
「真理子先生、奈々先生……」
園長先生が真剣な目をして呼ぶから、隣の真理子先生が唾を飲み込む音が聞こえてきた。
「先生方は、ゴウコンというものに参加していると聞きましたが、本当ですか?」
園長室に呼ばれることなんてほとんどないから、何のことだかすっごく考えた。
真理子先生も分からないみたいで、二人で顔を見合わせて首をひねりながら、園長室の扉を開けた。
「失礼します」
「失礼します」
以前は園長の机が一つだけあったその部屋に、今では洋祐先生の机も入れてある。
園長先生が机に座っていて、洋祐先生となぜか友紀奈先生がその横に立っていた。
3人の浮かない顔つきから、一瞬で良くないことだと分かり、イヤな汗が出た。
「真理子先生、奈々先生……」
園長先生が真剣な目をして呼ぶから、隣の真理子先生が唾を飲み込む音が聞こえてきた。
「先生方は、ゴウコンというものに参加していると聞きましたが、本当ですか?」