コクリバ 【完】
あとはもう夢中だった。
先輩がTシャツを脱いだ時、あの頃とは違う身体つきに驚いた。
腹筋がハッキリ分かる。
抱きしめられてる腕の上腕二頭筋だかの筋肉も見える。
今日から本当にマッチョ好きになりそうで危険。
気付くと私も何も着ていない状態になっていて、それを上から先輩がじっと見ている。
「なんですか?」
「変わったな、おまえ」
「見ないでください」
「別人みたいになってるな」
大きな手が私の胸に感触を確かめるかのようにゆっくりと触れる。
「ん…そんなに、見なくても…」
急に力強く両方の胸が掴まれて叫びそうになった。
「ムカつくな。誰にこんなにされたんだよ」
荒々しい手つきに、一気に快感が押し寄せてくる。
「あっ…ちがっ…成長しただけで、す…」
その声は届かなかったのか、先輩は止まらない。
お互いの存在を確かめるようにしっかり繋がれた手に力が入る。
どんなに私が待ったをかけても先輩の手と舌が私を翻弄し続け、
「奈々……」
低い声に全身が反応してしまう。
もう自分が自分ではなくなっていくような……
いや、こっちの方が本当の私なんだ。
先輩がTシャツを脱いだ時、あの頃とは違う身体つきに驚いた。
腹筋がハッキリ分かる。
抱きしめられてる腕の上腕二頭筋だかの筋肉も見える。
今日から本当にマッチョ好きになりそうで危険。
気付くと私も何も着ていない状態になっていて、それを上から先輩がじっと見ている。
「なんですか?」
「変わったな、おまえ」
「見ないでください」
「別人みたいになってるな」
大きな手が私の胸に感触を確かめるかのようにゆっくりと触れる。
「ん…そんなに、見なくても…」
急に力強く両方の胸が掴まれて叫びそうになった。
「ムカつくな。誰にこんなにされたんだよ」
荒々しい手つきに、一気に快感が押し寄せてくる。
「あっ…ちがっ…成長しただけで、す…」
その声は届かなかったのか、先輩は止まらない。
お互いの存在を確かめるようにしっかり繋がれた手に力が入る。
どんなに私が待ったをかけても先輩の手と舌が私を翻弄し続け、
「奈々……」
低い声に全身が反応してしまう。
もう自分が自分ではなくなっていくような……
いや、こっちの方が本当の私なんだ。