好きな人の弟を、利用した
「でも良かったわー」
「……え?」
「夏夜ちゃんがたっくんの気持ちに答えてくれて。ホント良かった。アタシが言うのもなんだけど、ありがとね」
ハナちゃんさんがミルを挽く手を止め、ペコッと頭を下げた。
「いや、あのっ……」
その行動にビックリして、あたふたしてしまう。
私は、そんな事をされる様な人間じゃない。
むしろ、蔑まれても良い様な事をしているのに。
微笑んでいるハナちゃんさんを見て、ズキズキと心が痛む。
「……え?」
「夏夜ちゃんがたっくんの気持ちに答えてくれて。ホント良かった。アタシが言うのもなんだけど、ありがとね」
ハナちゃんさんがミルを挽く手を止め、ペコッと頭を下げた。
「いや、あのっ……」
その行動にビックリして、あたふたしてしまう。
私は、そんな事をされる様な人間じゃない。
むしろ、蔑まれても良い様な事をしているのに。
微笑んでいるハナちゃんさんを見て、ズキズキと心が痛む。