好きな人の弟を、利用した
「ウソっ!冗談だよ!」
そう言うと、佑くんの顔がパァッと明るくなる。
それを見て、また吹き出しそうになったけど、堪えた。
「全く。どんだけお弁当楽しみにしてたのよ。ほら、食べよ食べよ!」
バッグからお弁当を取り出し、ベンチの上に広げる。
「わっ……」
佑くんの目が、キラキラと光輝いている。
……と、思いたい。
「はい」
おしぼりと、割り箸を差し出した。
「あ…ありがとう……ございます……」
おしぼりで手を拭いて、ちゃんと両手を合わせて「いただき、ます……」と呟き、少し悩んで卵焼きを食べた。
次いで、唐揚げ・マカロニサラダ、と食べ進める。
黙々と食べてはいるけど、前髪で隠れているから表情がイマイチ分かり辛い。
そう言うと、佑くんの顔がパァッと明るくなる。
それを見て、また吹き出しそうになったけど、堪えた。
「全く。どんだけお弁当楽しみにしてたのよ。ほら、食べよ食べよ!」
バッグからお弁当を取り出し、ベンチの上に広げる。
「わっ……」
佑くんの目が、キラキラと光輝いている。
……と、思いたい。
「はい」
おしぼりと、割り箸を差し出した。
「あ…ありがとう……ございます……」
おしぼりで手を拭いて、ちゃんと両手を合わせて「いただき、ます……」と呟き、少し悩んで卵焼きを食べた。
次いで、唐揚げ・マカロニサラダ、と食べ進める。
黙々と食べてはいるけど、前髪で隠れているから表情がイマイチ分かり辛い。