好きな人の弟を、利用した
8
えっ、聞いてないよ
「おはようございます……」
挨拶をしながら更衣室へ入る。
何人かの「おはよー」に頭を下げ、自分のロッカーを開けて荷物を入れた。
あれから一週間。
クリスマスも目前と言うのに、相変わらず佑くんと連絡が取れないでいた。
恋心を自覚してから、誘って断られたらどうしよう、とか変に臆病になってしまった。
佑くんからも連絡がないから、尚更どうして良いか分からない。
「はぁ……」
ため息を吐いて、ロッカーに付いている小さな鏡に目をやった。
……酷い顔をしている。
挨拶をしながら更衣室へ入る。
何人かの「おはよー」に頭を下げ、自分のロッカーを開けて荷物を入れた。
あれから一週間。
クリスマスも目前と言うのに、相変わらず佑くんと連絡が取れないでいた。
恋心を自覚してから、誘って断られたらどうしよう、とか変に臆病になってしまった。
佑くんからも連絡がないから、尚更どうして良いか分からない。
「はぁ……」
ため息を吐いて、ロッカーに付いている小さな鏡に目をやった。
……酷い顔をしている。