好きな人の弟を、利用した
不意に、窓ガラスに映る、自分の顔。

昴とソックリな、顔。


『あぁ。この手があったか……』


無意識に、口角が上がる。


━━僕はこの時、悪魔に魂を売ったのだった。





      『side:佑 Episode0』



         ━end━
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