好きな人の弟を、利用した
「ねえ、そろそろお昼だし、お腹空いたし、ご飯食べながら休憩にしない?」

横で、園内マップと真剣ににらめっこをしている佑くんに提案する。

「……はい」

時間を確認した佑くんが賛成してくれた。

良かった。

これで1時間は休める。

「そーと決まったら、早いとこお店入ろっ!さっきパンフ見たら、限定のパンケーキをやってるお店があったんだ!そこにしない?」

同意を求めると、佑くんは頷いて、それにも賛成してくれた。
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