好きな人の弟を、利用した
何が限定パンケーキだよ。

何を普通にデートを楽しんじゃってるんだよ。

早いとこ切り上げて、本当の事を言わなくちゃいけないのに。

(でも……)

チラリと、佑くんに目を向ける。

と、パチッと目が合った。

「……どうか…しましたか……?」

「ううん?何でもないよ……」

首を振り、視線を外す。
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