好きな人の弟を、利用した
「う…あ、あのっ、えっと……あ!そ、そー言えば!あの書類、上司が誉めてくれたの!」
「……え?」
突然の話に、佑くんがキョトン……としている。
「あの、残業を手伝ってくれた、アレ!つ、次の日に見せたらね、上司に『上出来』って、誉められたのっ。『あの量じゃ、今日中に間に合わないと思った』って。実際、私の腕じゃ無理だったと思うし!なんか、佑くんが誉められたみたいで、佑くんが認められたみたいで、すっごく嬉しかったの!」
焦って出た話だけど、あの時の嬉しさが蘇って来て、最後の方は普通に興奮して喋っていた。
「……ありがとう、ござい…ます……」
と、照れながら笑う佑くん。
「……え?」
突然の話に、佑くんがキョトン……としている。
「あの、残業を手伝ってくれた、アレ!つ、次の日に見せたらね、上司に『上出来』って、誉められたのっ。『あの量じゃ、今日中に間に合わないと思った』って。実際、私の腕じゃ無理だったと思うし!なんか、佑くんが誉められたみたいで、佑くんが認められたみたいで、すっごく嬉しかったの!」
焦って出た話だけど、あの時の嬉しさが蘇って来て、最後の方は普通に興奮して喋っていた。
「……ありがとう、ござい…ます……」
と、照れながら笑う佑くん。