転職したら双子のイケメンがついてきた
「何か企んでそうに見えますね」
「……ああ」
「刑事課のヒヨッコにしては、身に付けたもの、持ち物が高価でした。ブランドものばかり。官僚の父上のお金でしょうが、それだけではないでしょうね」
「あんな奴に騙される女もいるんだろうな」
「うかうかしてると、真来さんも危ないですよ??」
「知るか、あんなバカ女」
「いい加減、素直になりなさい。助かってホッとしてるくせに」
「……真言だって狙ってんだろ」
ふん、と睨む。
「さて、それはどうでしょう??まあ、隙あらば、なくはないですかね??一番嫌でしょう??それが」
ニヤリとする真言。
舌打ちすると、
「…分かってんなら、ちょっかい出すな」
「だって真来さん可愛いから。面白くて弄りたくなるんですよ2人とも。あとは真来さん次第ですかね??」
ふふっ、と悪魔の微笑みがこぼれた。