転職したら双子のイケメンがついてきた


「ああ、じゃあもういい!!合コンしよ!?真来!!よし今決めた!!みんなも集まるから、今夜、今から飲みに行こう!!」


沙紀に背中をパン!!と叩かれ、押され、強制的に強引に、連れていかれた。


「マジか!?俺もいく~」


松嶋くんも乗ってきた。
仕事で出張じゃないのか、と。


「よし!!みんなで行こう!!双子のお2人さんはもちろん抜きでね」


「はっ!?いや、おい、それは…」


何か言おうと引き留めようとする壬言さん。真言さんは、


「おやおや」


と、呆れて見ているだけだった。


「えっ??えっ???ええっ!?」


わたわたする私と松嶋くんふたりの背中を両肩で抱え、病院を出さされた。


「…たまにはいいんじゃないですか、最近お休みらしいお休みあげてませんしね」


ふふっ、とまた、意味ありげに、悪魔的に微笑む真言さん。



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