転職したら双子のイケメンがついてきた

―――そして、


「父上は、緋居という官僚をご存知ですね??」


神前財閥の父に連絡を取る真言さん。


『ああ、確か海外に行く前に少しお世話になったかな、仕事の件で聞きたいことがあって。それがどうかしたか』


「では、クルーザーなど持っていたというお話は、されましたか??」


『ああ、趣味で釣りやらゴルフやらしていると聞いたかな、一度招待されたが、都合も合わなかったし、警察官との個人的な付き合いは色々ややこしいから断ったがね』


癒着だ賄賂だと、危うく巻き込まれるところだ。


「ありがとうございます。それだけわかれば…」


と、切ろうとした。


『そういえば、近場にクルージングスポットがあるとかで、よく使うところがあるとか言ってたかな??』


「どこですかっ!?」



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