転職したら双子のイケメンがついてきた
電気ポットなんてそう簡単に壊れないでしょう普通。
なんか、電気持ちの体質で放電して壊れたらしい。
そんな馬鹿な。
確かに冬場は、手土産を渡すとき、持ち手がお洒落な紐の紙袋だったりすると、それとわかる火花が散ったことがある。
「いてっ!!」
「し、失礼しましたっ!!」
そして私に触れなくなる。みんな。
もちろん電気系は触らせない。
窓ガラスは、そうだ。
まだ電気持ちの知られてない頃。
蛍光灯を交換していたら虫が来て、追い払おうとして、手近にあった新聞を使っていたら、よろけて勢いよく倒れかかって。
乗っていた脚立が窓ガラスに直撃して、ヒビが入ってパリンだ。
運動音痴の癖に、幸い私は飛び降り着地に成功して無傷だったけれど。
事故じゃないですか。