転職したら双子のイケメンがついてきた

「失礼します」


沙紀がさりげなく席に着いてくれた。男性陣に混じって見惚れる。


○塚の男役が女役になるとこうなるのかと。
美しい、いや、麗しい。


短いながら髪を夜会巻きにし、胸元と背中の大きく開いたドレスがスバラシク似合う。


そして余裕でピンヒールだ。


―――けれど、
最悪な状況になった。


沙紀の彼氏である都祁(ツゲ)さんが、接待されてやってきた。



< 328 / 383 >

この作品をシェア

pagetop