転職したら双子のイケメンがついてきた


「……あなた方は、一体どういう関係なんですか??」


香緒里が不思議そうに。


「ああ、ちょうどよかった。貴女、よろず屋に興味ありませんか??」


「よろず屋???」


香緒里に声を掛ける真言さんに驚く壬言さん。


「おいまさか、真言まで……」


「僕が留守の間、お手伝いして頂けませんか??もちろん、本業をお持ちでしょうから、暇潰しにでも覗いてみられては如何ですか??美人はとくに歓迎しますよ??」


爽やかに微笑むけれど、本物のタラシだ。


しかも暇潰しとは。
というより、店に2人きりにしたくないゆえに言っている気さえした。


何かしらの妨害を与えたいようだ。



< 372 / 383 >

この作品をシェア

pagetop