転職したら双子のイケメンがついてきた
―――数日後。
「だ―――れだ」
ガシャン。
「え"っ!?」
外の鉢植えの整理をしていた私の後ろから、両手で目隠しをされ、持っていた小さな鉢植えを落としてしまった。
「どうした……っ」
そこに居るはずのない真言さんが背後から私を抱き締めた。
驚く私たちをよそに、満面の笑みで頬を擦り寄せてくる。
「てめえ、何して…」
「待って待って!!」
赤くなって掴み掛かろうとする壬言さんを抑えると、
「何で居るんですかっ!?」