転職したら双子のイケメンがついてきた


なんとなく、なんとなく、求人の冊子を漁り、とりあえず、安いとはいえ家賃を払わなくてはいけない。


生きていかなくてはいけない私は、仕事を探さなくてはと動き出す。


実家に帰るのも、


「クビになっちゃった、てへ」


で済ませるわけにもいかず。
とにかく何かないかと。


翌日も、その翌日も。
辞めて時間があり余る分、探した。


いや、もちろん、仕事なんてその気になればいくらでもあるじゃないか!!


とか言われそうですが。


あれイヤこれイヤ言ってる場合か!!とか言われそうです。


でもね、会社にも、いや、会社側にこそ選ぶ権利があってですね。


なぜか、壊し屋オーラを発しているらしく。
どこにいっても断られるんです。


電話します。
面接取り付けます。受けます。待ちます。落ちました。


全身全霊、全集中して書いてるうちに、履歴書だって、訳がわからなくなるもんですよ。


違う字に見えたり幻に見えたりはみ出したり。


最後の一文字にはみ出たら、ジ・エンド。全て終わり。書き直し。


そりゃあム○クにもなりますよ。


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