不思議の国の物語。
この世界で一番物知りなのは黒戈とあたし燐火だ。 黒戈は孤独の部屋に居るせいか全てのことがなんでもわかるようになっているらしい。 あたしは,その黒戈から情報を貰いみんなに言っていた。 黒戈は部屋から出れない。 入れることは出来ても…出れないのだった。 それが孤独の部屋の住人の運命だった。でも黒戈が望むことはある程度実現可能なのだ。 自分が触ったりしたものは。 麻折は黒戈のところへ行っていないから…実現できない。 麻折を殺すと言っているとおなじだ。
「いやぁぁぁあああ!! 何,これ,なんで? まだ,まだ,したいことたぁっくさんあったのに…なんでなのかなぁ? あたしが悪いのかなぁ? なんであたしの,あたしの腕が,足がボロボロ崩れるの。 なんで,なんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええ。」
「…もしかして。 コレのせいなのか?」
そういってJはポケットからお守りを出した。 そのお守りは光り輝いていた。
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