不思議の国の物語。
いつからかよく分からなかったけども…黒戈は自分の部屋に居た。 麻折を助けるために。 
「キャハハ♪ なぁんで,あたしを助けるのさ。 あたしなんてさぁ~♪」
もう喋れない体なのに一生懸命身振り手振りで話している。 いや,独り言か。 
「ハハハッ。 もう,体がないやぁ。 あたしは風に運ばれちゃうかな♪」
俺は,こいつを相手にすると絶対疲労感を味わうのでさっさと片付けることにした。
「おぃ,たしか麻折とか言うやつ静かにしろ。」
「…あたしは,麻折じゃあない。 あたしは切裂家十五代目の切裂桜花だぁ!!」
…俺は何が言いたいのかが分からなかった。 けど三十分後俺はこの意味が分かった気がする。 ま,今回は俺頑張ったよなぁ? 千世子,そして燐火。 …途中から来たけどな。


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