私と5人の王子様っ!
それじゃっいつかまたっ!と言い残し、理事長室へ向かって走り出す。

コンコン___
ガチャッ「失礼致しますっ」

ハァハァと息を零しながら勢いよく理事長室のドアを開けた。
そこには_____

朔夜side

「それじゃあ!」
……それだけ言い残して、あいつは去っていった。

何だったんだ?一体。。急に現れて、倒れこまれて、
おまけに酷く感謝されて……

それにお互い慌てていたため、顔もよく見えなかった。
なんで女って気付いたかは声だ。透き通った様な、鈴が鳴るような。
そんな声だった。。。


転校生ってことは、

あいつが最初の女子って事か……
あんなやつが……

でも、なんとなく、あいつだったら、同じ寮になる気がする。

あの幻ともいえる、
「桜蘭特設寮 通称S寮」に、入れる。
そんな気がするんだ_____
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